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日本の戦争遺跡―保存版ガイド (平凡社新書)
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| ジャンル: | 歴史,日本史,西洋史,世界史
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我らに語りかける戦争遺跡
今までベールに覆われて日の目を見ることの少なかった日本の戦争遺跡を丁寧に紹介した本。戦争の生キズは、古キズもしくはキズ痕として日本全国に残っている。
北海道から沖縄まで130カ所の戦争遺跡を具体的に知れば、日本がかつて相当な軍事列島だったことがよくわかる。風光明媚な函館山が元は要塞だったり、大学の校舎が連隊兵舎だったりと、意外なことばかりで驚いてしまう。近代日本の戦争論は抽象や観念が幅を利かせ、具体がおろそかにされがちだが、ビジュアルな観点から身近に戦争を感じ取る材料として戦争遺跡はうってつけだ。
戦争遺跡というナマの素材をひもとけば、無言のはずの遺跡は我らに静かに戦争の傷を語ってくれる。人々の痛嘆が我らの心に深く刻まれる。
そして今や戦争は過去の出来事なのだろうか。もはや日本は軍事列島ではないのだろうか。遺跡は我らに黙って問いかける。
戦争という闇の感触をアタマではなくカラダで会得してこそ平和が輝いて見えるわけで、この本の主旨はそのあたりにあるのだろう。
平凡社
戦争遺産探訪 日本編 (文春新書) 図説 日本の軍事遺跡 (ふくろうの本/日本の歴史) 軍事遺産を歩く (ちくま文庫) 戦争廃墟 戦争遺跡から学ぶ (岩波ジュニア新書)
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